2021年6月26日(土) 14:00~17:00に新都心ビジネス交流プラザ5階 第3会議室にて第20回 経営者ヒヤリング実践研究会を開催しました。

今回は、当会代表理事の戸高より、産業廃棄物処理業に関する「産廃診断報告書」について、戸高代表に対してQ&A形式でレクチャーを行いました。

産廃診断報告書とは

 経営が芳しくない(財務実績がよくない)産業廃棄物処理業者は資格の更新ができません。
 このような場合には、産業廃棄物処理業の許可更新要件に、中小企業診断士が作成した経営診断報告書が必要となります。
 背景としては、経営が悪化した業者による不法投棄問題があり、これを撲滅する目的があります。

このような産廃診断を行う必要があるのは一般に赤字続きや債務超過などで、企業の存続が難しいケースが大半です。したがって、産廃診断報告書は「現状厳しい」と言った単なる報告書ではなく、産廃業の許可が継続できるよう、経営を改善する内容でなくてはなりません。

今回の研究会では、実際に作成した経営診断報告書を基に、財務数値のみからどのように経営の実態を把握し、財務状況を改善できる経営改善を立案し、報告書作成の方針を立ててゆくか、と言う点で正に実践そのものの内容となりました。