2021年1月14日に中小企業庁が「中小企業等事業再構築促進事業に関するQ&A」を公開しました。 Q&Aはこちら
以下にもQ&Aの内容を載せておきます。

Q
事業概要を教えてほしい。
A

新分野展開や業態転換、事業・業種転換、事業再編又はこれらの取組を通じた規模の拡大等の事業再構築に意欲のある中小企業等を支援する事業です。詳細についてはPR資料や概要資料をご確認ください。
PR資料(P19)
概要資料

Q
申請はいつから始まるのか
A

報道によると、国会は1/18に開会し、第3次補正予算は1月中に成立する見込みです。公募開始時期はどんなに早くても2月以降になると思われます。一般的な補助金施策のうち、公募開始が早いものに関しては(例えばものづくり補助金)、これまでの傾向だと補正予算が成立して3週間~1ヶ月程度で公募が始まっています。

Q
事業再構築指針や公募要領はいつ公表されるのか
A

現時点では未定です。事業者の方々が事前に申請の準備をしていただけるよう、公募開始前には公表することを予定しております。

Q
中堅企業の定義はあるのか
A

現時点では未定です。公募要領等で提示いたしますのでもうしばらくお待ちください。

Q
小規模事業者や個人事業主も対象となるのか
A

対象となります。支援の対象となる中小企業の範囲は、中小企業基本法と同様となります。

Q
認定支援機関とは何か
A

認定経営革新等支援機関」のことを指します。詳細は中小企業庁のホームページに掲載されている「認定経営革新等支援機関一覧」をご覧ください

Q
卒業枠とは何か
A

事業再構築を通じて中小企業から中堅企業又は大企業へ成長する事業者を支援する特別枠となります。通常枠に比べて、補助上限額を1億円まで引き上げ、より手厚い支援を行います。卒業枠を利用する事業者は①事業再編等、②新規設備投資、③グローバル展開のいずれかにより、資本金又は従業員を増やし中堅企業又は大企業へ成長していただくことが条件となります。

Q
売り上げ減少要件の「コロナ以前」とはいつを想定しているのか
A

売上高減少要件の具体的な確認方法や考え方は、公募要領等で詳細を提示いたしますのでもうしばらくお待ちください。また、「任意の3か月」は連続している必要はございません。

Q
ものづくり補助金などの他の補助事業との併用は可能か
A

原則として、同一の事業や機械装置等に対して、複数の国の補助金を受給することはできません。ただし、他の国の補助事業とは別の事業を行う場合は、補助対象となり得ます。

Q
申請に際して、概要資料の「対象」に記載されている3点(①売上高の減少 ②認定支援機関等と事業計画を策定 ③付加価値額の増加)は全て満たす必要があるのか
A

全て満たす必要があります。③については、当該条件を満たす事業計画を策定していただくこととなります。

Q
付加価値額の定義は何か。また、付加価値額増加の要件を達成できなかった場合、補助金の返還等のペナルティはあるのか
A

付加価値額の定義は、営業利益、人件費、減価償却費を足したものとする予定です。補助金の返還等のペナルティについては、現時点では未定です。

令和2年度三次補正予算で1兆1,485億円という予算が付きました。いわゆる補助金三兄弟(中小企業生産性革命推進事業:ものづくり補助金・小規模事業者持続化補助金・IT導入補助金)の令和2年度三次補正予算が2,300億円ですから、近年にない大規模な予算ですね。

補正予算は1月中に成立の見込みなので、公募支援業者の設定を経て公募が開始されるのは早くても2月中(下旬)あたりになりそうです。